施工方法
1.通常敷設型
通常敷設型は、下図に示すように製品ブロックの継手部の凹凸を利用して接合するもので、ブロック相互の縦方向の連結を行わない敷設方式です。
この敷設方式は、基礎地盤の良好な場合に用いられます。
通常敷説型
2.縦方向連結型
縦方向連結型は、下図に示すように製品ブロックを設置した後に、縦方向をPC鋼材またはボルトにて、連結する敷設方式です。
次のような場合、ボックスカルバートの縦方向の連結を行うのが望ましい。
- 地下水位が高く、止水を考える場合。
- カルバートの縦方向に荷重が大きく変化する場合。
- 地盤が良くない場合。
- 基礎地盤の支持力が変化すると予測される場合。
- 耐震構造でPC鋼材が必要な場合。
なお、曲線部や屈折部の場合、高力ボルトによる連結方式によるものとします。
PC鋼材による連結
PC縦連結PC網材(参考)
PC鋼棒による縦連結
PC鋼より線による縦連結
PC鋼棒による縦方向連結の施工
PC鋼による縦方向連結の施工
高力ボルトによる縦連結
3.直接基礎
普通地盤の場合は、砕石を敷均した上にコンクリートを打設した基礎形式とする。
なお、基礎の形状及び厚さは、下図及び下表を目安とする。